最強の働き方:誰でも一流になれる“仕事IQ”を高める方法

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こんにちは。ぱぶろです。

書籍『最強の働き方』の読書レビューです。

著者が世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚から習得した、天才やエリートではない、普通の人なら誰でも実践できる、仕事の方法を学べます。

目次

良い仕事の基本は自己管理

IQ(知能指数)や学歴を変えることは難しいですが、成果の出る仕事ができる能力に差をが出るのは、これら2つの要素ではなく、今から誰でも取り組める自己管理が影響しています。

じつは仕事能力の大きな差は、学歴やIQより、心がけでなんとかなる自己管理に根差していることが多い。

意外と思うかもですが、あらためて自分のまわりを見渡してみると、成果の出ている人は、自分の抱える仕事の整理整頓ができていて、着実にこなしているかと思います。

そして、本書では自己管理を5つの項目で分類しています。

  1. 時間管理
  2. 外見管理
  3. 健康管理
  4. 内面管理
  5. 成長管理
書籍『最強の働き方』

言い回しの違いはあっても、ほとんどの人が認識しているかと思いますが、今の自分自身を振り返った時に、全てを意識的に出来ている人は、少ないのではないでしょうか。

遅刻ばかりする人、体調不良で欠勤が多い人、清潔感が無い人、絶対ではないにしても、ほとんどの場合は、仕事のできない人に共通しているかと思います。

自己管理に問題があっても、成果を出す天才肌の人もいますが、仕事においては、たまに出るホームランよりも、安定してヒットを出してくれる、安心感のある人が重宝されます。

出世の秘訣は主体性

自己管理を徹底し、確実に成果を出す仕事をしていても、なかなか出世に繋がらない人は、仕事への姿勢が主体的でない可能性があります。

一流の人は、やるべきことは自分でき決めるし、その上司に「これもやったほうがいいんじゃないですか?」と積極的に提案する。これに対して二流の人は、その部下に「これ、やらなくてよかったんでしたっけ?」と毎日のように突き上げを食らう。

書籍『最強の働き方』

私のまわりにも、この典型的な人がいて、過去には会社のNo2的なポジションにいましたが、トップの言われるがまま、部下からは指摘を受けることが頻繁で、自身が気づき行動するという主体性のある仕事ができず、今では部門責任者におさまってしまいました。

上司の指示を守ることは大切ですが、高い目線から広く物事を理解し、自分で考え、自分で決めて、行動することで、期待以上の成果を上げることができるようになります。

一流のリーダーの共通点は、誰から見ても、自分の役職で世界最高水準の仕事をすることに、誰よりもこだわっていることである。

自分の今いるポジションで、何が期待されているかを、正確に理解し、その期待を上回る成果を出すようにしましょう。

一流は人に支えられる

自己管理の徹底や、主体性の発揮は、個人できる範囲ですが、より成果の出せる一流のリーダーに必要なのは、まわりの人に支えられることで、3つの要素があります。

  1. 人を大切にする
  2. 部下を伸ばす
  3. ロールモデルになる
書籍『最強の働き方』

どんなに優秀な人であっても、一人で大きな仕事を成し遂げるのは難しく、信頼できる人たちからの協力は必要不可欠です。

一流のリーダーは人がついてきて四方八方から支えてもらえるが、二流の人は人に疎まれ、四方八方から引きずり降ろされるものである。

自分が活躍するばかりでは、まわりからの信頼を得ることはできず、慕われるリーダーになることはできません。

リーダーの役割は、自分を支えてくれる人たちを活躍させることであり、相手に利益を考え、相手のためになる行動ができる人です。

まとめ

最強の働き方と聞くと、何か特別な能力や経験が必要なのかと思うかもしれませんが、実際には、仕事や人に対して、地道にコツコツ、そして誠実に向き合うということが重要です。

けれど、日々の忙しさの中にいると、環境への慣れは、疲れ、ストレスから、そういった基本的な部分を、つい疎かにしてしまうものです。

毎日、毎週、毎月でも良いので、きちんと出来ているかの振り返るを、定期的におこない、つど修正をかけることが必要です。

最強の働き方 世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77(著者:ムーギー・キム|発行:2016年7月29日|ページ数:372ページ)

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